シャネルの歴史は初代ガブリエルシャネル(通称:ココ・シャネル)が、経済力に富む男達の保護を受け、その美貌と溢れる才能でパリ・カンボン通り21番地に初めてのお店となる「シャネル・モード」という帽子屋をオープンしたことに始まります。
第一次世界大戦のさなかパリから疎開してきたセレブな女性達へ、安いジャージ素材を使い、着心地が良くかつ革新的なデザインの洋服を作りました。
さらにフランス南西部アキテーヌ地方ピアリッツに本格的なクチュールのブティックを開きます。またパリ・カンボン通りの帽子店もクチュールの店に切り替えます。
21年後にはカンボン通り31番地へとブティックを拡大し、最初の香水となる「シャネルNo.5」を制作。1935年にはハリウッドと契約し映画スターの衣装を製作するなど黄金期を迎えました。
第二次世界大戦の勃発で香水とアクセサリーのブティック以外の全店を閉鎖。それから15年の沈黙の後、再びシャネルはクチュールのメゾンをカンボン通り31番地にオープン。クチュール界へカムバックを果たしました。その翌年の1955年には「20世紀の最も偉大なクリエーター」としてモード・オスカー賞を授与。71年、パリ・ホテルリッツでシャネル死去。現デザイナー カール・ラガーフェルドに現在に至るまで受け継がれる事になりました。
2004年には銀座3丁目に銀座シャネルビル旗艦店をオープン。現在でも世界中の女性から共感されている、フランスが誇る名門ブランドです。
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