1848年、スイスのラ・ショード・フォンに時計師ルイ・ブランが工房を開いたのが始まりです。
当時は懐中時計が主流でしたので、その組み立てを主な仕事としていました。
1877年、ルイ・ブランの息子ルイ=ポール・ブラン(Louis-Paul Brandt )が”Louis Brandt & Fils”設立し、息子兄弟によって生産を拡大、1889年には年間製造本数が10万を越え、スイス国内でも最大手の時計メーカーとして地位を確立しました。
1894年、有名なキャリバー「オメガ19ライン」を製作、当時の常識を覆すほどの完成度で、後にこれをメーカー名としました。
この年から、ギリシャ語の最終文字である”Ω=オメガ”(「究極」を意味する)が時計に冠され、1903年には正式社名として掲げられます。
1957年に誕生した「スピードマスター」はNASAの公式クロノグラフとなり、アポロ11号による人類初の月面着陸(1969年)という歴史的回快挙にも同行しました。その他にも映画007でお馴染みの「シーマスター」やスーパーモデルをアンバサダーに起用した「コンステレーション」など、人気モデルとなっています。
また、時計の心臓部であるキャリバーの開発にも注力し、1999年には「コーアクシャル」と呼ばれる機構を発表。ガンギ歯等の脱進機機構における摩擦を低減する約10年間もオーバーホールが不要と言われる発明で、その名声に自ら華を添えています。
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